とっても遅くなってしまいましたが。。。
7月6.7.8日に行われた、永続可能な自然菜園講座・夏の報告を致します。
初日はあいにくの雨。。。
里の家ドームにて、オリエンテーションからスタートです。
自己紹介や講座の説明が済んで、竹内さんから雨がやむまでの間、家庭菜園成功のコツなどのお話がありました。その中のうちいくつか。。。
・プロ用として売っている種や苗はうまく育てられない場合がある。それは肥料やハウスなどの環境に適するように作ってあるから、なので、いちど失敗したお野菜を苦手野菜にせず、種や苗を変えて作ってみましょう。
・プランター栽培などは、育成期間の短いものや、春菊やカラシナなど虫に強いお野菜などから始めるのがいいでしょう。家庭菜園をやるときに、失敗したから駄目なんだ、、、ではなく、種を変えてみる、種をまく時期を変えてみる、肥料を変えてみる。など失敗を元に学んで下さい。この野菜は私に向いていない、、などもあります。どんどん失敗してみましょう。
・種の袋の裏には、種まきカレンダーが書いてありますが、これはざっくりとしたカレンダーなので、一つの野菜で少なくとも三回に分けて種をまいてみましょう。すると自分の畑のストライクゾーンが決まってきます。そうしたことを記録に残しておきましょう。
・相性のいいものを一緒に育てる=コンパニオンプランツと言われています、お互いの成長を助けたり、一方の野菜につく虫を一方の野菜が寄せ付けなかったりなど助け合います。同じ科(グループ)の野菜どおしだと、同じ養分を欲してしまうので、助け合うのは難しくなります。科に注目して家庭菜園をしてみましょう。ジャガイモとトマトなどは同じナス科なので、同じところに育てるとうまくいきません。また同じ科を同じ場所に育てるとうまくいきません。キク科は虫食わないのですが、その横に虫がたかりやすいお野菜を植えてあげると。虫がキク科の匂いをいやがって、卵を産みつけにくくなります。パセリ、ニンジン、レタスなどがキク科のお野菜です。キク科の匂いが好きな虫は、アゲハ蝶くらいです。

今回、実際に種をまいてみるコンパニオンプランツ。
サラダキャベツ×ガーデンレタス
人参×水菜
・基本的には、種の目だしについては、その後に水を与え続けないとならなくなるので、目だしはしない方がいい。特に根菜は目だししては駄目。移動を最も嫌うお野菜。
・レタスなどの葉ものは目だしする場合がある(芽だしは本来推奨しないが)。今回はガーデンレタスミックスの種を、出汁パックの袋を使って目だしをします。これを水に一日浸します、二日目はこれをジップロックに入れて冷蔵庫に入れます。レタスにとってはちょうどいい発芽気温になります。このまま1週間くらいをくと1~2ミリくらいの根が出てきます。それ以上にならないようにします。この状態で土にまくと、発芽気温より暑くてもそのまま育ってくれます。でも暑すぎるのは苦手なので、よしずなどで遮光してあげます。

お茶用の袋を利用して芽だしする。
質問タイム♪
キャベツとレタスを植えて育てた後には、何を植えたらいいですか?
>基本的に葉もの以外のものを植えます。窒素が残っていない状態になるので、カリが多いと根菜がよく育つ。リン酸は実物がよく育つというように、残っている養分を考えてまく。前の形状と違うものを選んで育てるといい。プランター栽培の場合は、半年~一年でリフレッシュ(入れ替えたり、加えたりする)させる。
土を入れ替えるというのはどう判断したら?
>カインズホームでは、土診断を500円でしてくれて、おすすめの養分を教えてくれます。JAでも数百円~数千円で土の成分判断書を出してくれる。
今は園芸書に、石灰(CA)をまくとよく書いてありますが、今はほとんどまき過ぎの状態。日本の土はもともとCAが足りない状態だったのです(日本の土壌は酸性が多い)が、今はアルカリ過多のところが多い。特に無農薬栽培は、アルカリ過剰の場合が多い。
じゃがいもの掘り時は?
>土の上の部分が半分以上枯れたら収穫してください。実はじつは茎が肥大化したもの。半分以上枯れてくると、保存用の皮を自分で変化させてくる。そうすると日持ちをする。ほんとに美味しいじゃがいもを食べたいと思ったら、全部枯れてから収穫してください、そして保存に強いじゃがいもになります。じゃがいもも段階的にほって食べると、いろんな美味しさが楽しめる、新じゃがとして、、、保存用の完熟の味として、、、など。雨が三日以上降らなかった日に掘りましょう。水を含みすぎていると腐りやすいです。
つぶした実を植えたミニトマトについて
脇目がとってもとっても気がつくと脇目が大きくなっている、、、。大きな脇目も思い切ってとっているのですが、それでいいのでしょうか?
>ミニトマトだったら自然に任せても大丈夫。だけど枝の数が少なければ少ないほど風通しがよくなって、大きな枝をに2~3本くらいの枝を出してあげるとちょうどいいミニトマトができます。
葉っぱ二枚のこして、脇目をまず切って、その次に脇が出たところを切るなど、段階を持って切るといい。脇目を枝として伸ばしてしまったら支柱を建ててあげて風通しをよくしてあげましょう
少し雨がやんできたので、里の家わきのキッチンガーデンにて野良作業。
そして、楽しみにしていたお夕飯タイムです!この日の夕食は、Kai担当のイタリアン?スパニッシュ?風なおしゃれな野菜ご飯。
夕食の後は、夜の菜園講座。おなかいっぱいでも竹内さんの面白い野菜トークに寝る暇はありません!(つづく。。。)